永藤英機の政策(平成27年4月)
 大阪の今を創る、都市魅力の向上

      国内外から人を呼込む「魅力ある大阪」に

      →4年間注力してきた「百舌鳥・古市古墳群の世界遺産登録」実現をはじめ、大阪の魅力を最大限発揮します。

      国内外から企業を呼込む「活力ある大阪」に

      →特区などでの規制緩和・税制優遇により企業が進出し、大阪の景気を支え雇用を増やす体制を整えます。

 大阪の未来を創る、子供たちへの教育

基礎的な学力に加えて、目まぐるしく変わる世の中に対応できる能力を

→実践英語力、IT、経済金融、プレゼン・ディベートなど子供たちが多様な分野で活躍できる可能性を広げます。

大阪への郷土愛、日本への愛国心を持つ教育を深め、道徳心を持った人材に

→将来の地域・国のために、「自分を強く、他人に優しい」真心を養うことのできる教育を目指します。

 堺と大阪を繋ぐ

      堺が持つ優れた魅力や可能性を、大阪市域と連携して国内外に強くアピール

      堺市だけでは財政的に無理がある交通インフラを、大阪全体で計画を立てて実現へ


  永藤英機の演説(平成27年3月)

私が議員になる前、毎週のように大仙公園の横にある図書館に通って、堺の歴史を調べ直しました。地域の方々からお話を聞くと、昔の堺のことがよく出てきます。黄金の日々という大河ドラマの舞台となるほど栄えた町であったこと。大浜に海水浴場が合って、水族館や歌劇団が潮湯があったこと。昔をなつかしむ声、誇りに思う声が多く聞かれます。

私は堺市民です。親が転勤族で何度か引越しをしていますが、今は堺に住んで13年目。この堺に骨を埋めるつもりです。昔はすごかった、良かったは記憶として留めておかなければいけません。そして今は、私たちはもちろん、子供たちの時代のためにこれからの堺を良くしませんか。

日本一栄えたとも言われた中世の堺は、堺市ではありませんでした。堺市は明治時代にできました。昭和に入るまでは、今の堺区よりもずっと狭い範囲でした。大きくなるとまるでずっと昔からそうであったように思い込んでしまいますが、そうではありません。時代時代によって、必要とされる行政の仕組みは変わるんです。堺の言う名前は残ります。それに続く「市」という名前にこだわるあまり、このまま衰退を続けては元も子もありません。

東京一極集中、と呼ばれてまるで東京が悪者みたいに言われますが、東京は悪くありません。この堺が、大阪がどんな努力をしてきたのか。これまでの政党がどんな政策を行ってきたのか。まともに機能していたら大阪維新の会なんて必要ありませんでした。でもそうじゃないから、大阪をどうするか、という意見が分かれるような大変な行動をしているんです。全ては今だけではなく、次の世代の堺・大阪のためです。今の大阪の状況を、これ以上目を背けて逃げるんじゃなくて、未来のために立ち向かわなければいけない時が来ています。活気がある堺と、活気が無い堺、どちらが良いですか。

私は堺が大好きです。堺には大きな魅力があると思っています。それを発揮できないのが悔しくてしかたありません。伝統産業も、色々な製造現場で見学をさせていただいたりお話をお聞きしました。大阪市にはない優れたものが堺にはあるんです。吸い取られる、と被害妄想におちいるのではなく、堺の魅力を存分に発揮して大阪はもちろん、国内、世界の活力を呼び込むことを考えませんか。

特にこの堺駅周辺は大きなチャンスがあります。関空から一本で、20分少々で来ることができるんです。大阪市内に寄る前に、まずは玄関口として歴史があるこの堺で、中世の環濠都市・堺や仁徳天皇陵を見てもらう。できれば一泊してもらって、堺の安くておいしい食事も楽しんでもらう。国内からも海外からも人を呼込む。大阪全体の視野で考えることでこんな戦略も実現が可能になるんです。

具体的には、積極的に大阪府市との連携を働きかけていきます。大阪観光局のように、一体化して行ったほうが効果が見込めるものは連携をすべきです。「堺のことは堺で」なんて、できることは限られている。意地を張って殻に閉じこもるべきではありません。

河盛安之介さんという堺市長を、皆さん知っていますか。その河盛市長が最初に市長を務めたのは80年前以上も前でした。その時の市長就任演説が印象的です。 「堺市の問題は大阪市の存在を考慮に入れずして考えることはできない。」「マイナス面もあるが、恩恵も多くある。」「特に市民の日常生活においては、ほとんど一体の関係に置かれている。」「連携を保って共存共栄に進めなければならない。」

4年前の大阪府知事・市長のW選挙で維新の候補を選んでいただいて、大阪府と市の間には「統合本部」が設置されて、二重行政や類似する仕組みを見直してきました。話し合いで解決するといいながら、維新以外の政党は反対をすることが多く前に進まないことが多くあります。新聞では、必要なことも維新の手柄にしたくないと書いてありました。事実だとしたら馬鹿げたことです。それでも、これまでの行政の無駄を省くために、大阪府と大阪市の間では一歩ずつ進めています。

3月17日の大阪府議会で、大阪都構想の設計図とも言える、協定書が承認されました。5月17日に大阪市民を対象とした住民投票が行われることが決定しました。賛成が半数を上回れば、名称の問題はありますが、大阪全体の政策と住民に身近な政策を分けて、成長戦略を一本化して決断力とスピードを兼ね備えた大阪都と、区長を選挙で選んで住民の声を届く仕組みである特別区になります。

堺は、残念ながら統合本部への参加すらしていません。それでも私は大阪府議会議員ですから、堺が衰退ではなく成長をしていくために、大阪府・市との連携を行い今できるベストの政策を目指していきます。皆さん、「堺マニフェスト」という冊子をご覧になったことがありますか。これは私たち大阪維新の会の堺選出の議員が、それぞれが堺市民の一人として、どうすれば堺が活力を取り戻すことができるか、子供や孫の世代に誇れる堺を受け継ぐことができるかを考えました。ここにいる各議員の事務所にありますからぜひ一度手に取ってご覧ください。

物事を動かすにはタイミングが重要です。今が、このまま衰退を続けるか、それとも前進するかの変わり目です。勇気を出して現状を変えるための一歩を踏み出し、私たちの手で大阪・堺の輝く未来を作りましょう。情熱と信念で大阪再生、堺に活力を!頑張ります。ご清聴ありがとうございました。

(平成27年3月30日 堺駅前)


 永藤英機の想い(平成23年3月)
 政治家を目指す理由

私が政治の道を志したきっかけは2つあります。

1つは、会社員時代に政治や経済のニュースに興味を持つようになり 日本の財政、経済、教育、福祉など様々な分野に軋みが生じている現状から、 このままでは日本はいずれ沈没してしまうのではないかという強い危機感を覚えたこと。

もう1つは2005年に沖縄を訪れた時に平和祈念公園・ひめゆりの塔・喜屋武岬などを見学して、いま私たちがこの平和で美しい日本で恵まれた暮らしをしているのは 苦難の時代を歩んだ先人たちのおかげだと実感したことです。

彼らが、現代の日本を見たらどう思うでしょうか。
命と引き換えにしてまで守った価値があったと思ってくれるでしょうか。

恵まれた日本に生きる私たちには、この国を立て直し、もっと素晴らしい国にして子や孫の世代に伝える使命があると考えています。今の自分たちの生活さえ良ければいいのではない、この恵まれた日本という国を後世まで引き継がなかればいけないという意識を持って活動するようになりました。

 大阪府政に挑戦!

2008年の2月に橋下徹・大阪府知事が誕生し、「今ならば大阪が変わるかもしれない」という大きな期待を持ちました。
まずは地元であり大好きな大阪を、かつて商業の中心地として発展したような活気あふれる大阪に再生する。
そしてその成功経験を基に地方から活性化の波を日本全国に広げていく。これが閉塞感を打破するカギだと考えています。

私は2008年にバイクで47都道府県を巡り地方都市の現状を確かめ、 2009年には大阪と世界の大都市を比較するために海外18都市を見てきました。日本の地方都市にはどの県にもそれぞれ素晴らしい伝統・文化・自然・食があります。大阪は海外の都市と比べても規模・治安・交通インフラ・設備は決して劣らず パリやロンドン、ニューヨークにも負けないだけのポテンシャルがあります。

大阪を、日本を、このまま沈めてしまうわけにはいきません。
そのために私は自分の人生を懸けても尽くす覚悟で政治の世界に飛び込みました。

しかしこのようなことは一人ではできません。皆さん一緒に頑張りましょう!

ながふじ英機プレス 第3号を公開しました!
 日本から世界へ

私には大きな、そしてとんでもなく高い目標があります。
それは「世界平和」です。

日本は本当に恵まれた国です。小中学校9年間の義務教育で勉強の機会は保証され、仕事の選り好みをしなければ衣食住に困らないだけの生活ができ、治安はどこの国よりも良く、戦争も内乱も無く、日本以外の多くの国で発生する深刻な伝染病もありません。水道水だって飲めます。

しかしこのような日本人の常識は、世界の国々にとっては当たり前のことではありません
世界の各地で未だに戦争が起こっていて、日々の食べるものにも困窮し、毎日25,000人もの人々が飢餓やそれに関連した死因で無くなっています。勉強したくても環境も機会も無い子供たちがたくさんいます。
この恵まれた日本という国に暮らす私たちだからこそ、彼らに手を差しのべることができると思うのです。

以前、私の友人がこんなことを言っていました。

「日本に生まれたというだけで、宝くじの一等に3回当選した価値がある」と。

本当にその通りだと思います。

私は日本人に、この国の素晴らしさを再認識してもらい、今度は世界の国々にも目を向けてほしいと願っています。

そのためにまずは、地元大阪から立て直します。
大阪が変わる最後のチャンス、全力で取り組みます!!

 「大阪維新の会」の政策
 大阪の危機

大阪の危機は深刻です。府内総生産はこの10年で2.41兆円減少しています。
一人当たり県民所得も平成8年の357万円から平成18年の308万へ約50万円減少しています。大阪市だけみれば減少の幅はさらに大きく約68万円となっています。

東京と比較すると大阪市の凋落ぶりは鮮明さを増します。平成8年の大阪市の一人当たり所得は412万円で、東京の427万円と遜色ありませんでした。ところが、平成18年には東京482万円に対し大阪市344万円と約140万円もの差がついてしまいました。

優秀な人材の流入や将来性のある企業立地を促すこともできず、企業流出に歯止めをかけることもできませんでした。その結果、多くの生活指標が悪化し(全国最高の生活保護率、低い消費支出、高い完全失業率等)、貧困家庭の子弟が十分な教育を受けられず、そのため世代を超えて貧困から抜け出せない、いわゆる貧困の再生産という最悪の事態が進行しています。

国家自体も未曾有の危機に瀕しています。2010年の国・地方を合わせた財政収支赤字はGDP比で10%程度にまで拡大し、公的債務残高はGDP比で200%にも達すると予測されています(OECD推計)。政府は全国一律のバラマキ(再分配政策)を始め、財政赤字をさらに拡大させようとしています。日本経済はまさに破綻への道を転がり落ちています。しかし、中央の政府も政党も危機の深刻さを理解しようとせず、どのように窮状から抜け出すのか短期的なビジョンも示せずにいます。

 大阪が持つ潜在可能性

大阪は一地域でありながらアジアや中東の中規模国家、例えば台湾やサウジアラビア並みのGDPを擁しています(府内GDPは約38兆円)。
環境、エネルギー、エレクトロニクス等の分野では世界をリードする技術を誇り、産業基盤も充実しています。これからの日本経済を牽引できる潜在可能性は十分あります。

しかしながら、市町村は旧来の地域経営モデルとフルセット主義を改めることもなく、また広域的な調整も十分に機能していないため、府市を初め様々な取り組みがバラバラで、その潜在可能性を十分発揮することができないでいます。いまこそ、地域が自らの発展を戦略的に目指すことのできる枠組みを構築する必要があります。

 大阪再生マスタープラン
私たちは、この大阪の危機を打開し、大阪の再生を進める枠組みを構築するため、大阪再生マスタープランを提案します。
同プランの概要は次の通りです。
大阪府域の再編
1.住民の生活基盤(安心)に関わる事務は基礎自治体が、また、産業基盤(競争・成長)に関わる事務は広域自治体がサービス の提供主体になるという役割分担により、「強い広域自治体」と「優しい基礎自治体」で大阪府域を再編する。
2.新たな統治機構(大阪府とグレーター大阪(大阪市+隣接周辺市)の一体化が中心)を構築する。
3.都(仮称)制下に府内に適正な数の基礎自治体を構成する。
4.大阪の潜在可能性を顕在化させ成長戦略を策定する。
5.アジアの拠点都市に足る都市インフラ(道路、空港、鉄道、港湾等)を整備する。
・新たな統治機構(大阪府とグレーター大阪(大阪市と隣接周辺市)の一体化が中心)を構築する。
・東京23区相当の中心部で都区(仮称)を構成する。
・都区は東京都の特別区よりも権限と財源を有する基礎的自治体である。
・都区の首長は公選制とする。
・都区に議会を置き議員は公選制とする。
・都区制の下、現府内に適正な数の基礎自治体を構成する。
ONE大阪
大阪の危機は官民を通じて認識され様々な取り組みがなされてきたが、それぞれの取り組みがバラバラなため「負のスパイラル」から抜け出せないでいる。
バラバラの取り組みを一つに方向付け、人々の連帯意識を育むため
様々な分野(交通等)で「ONE大阪」に向けての運動を提案し展開する。
ローカルパーティー(地域政党)「大阪維新の会」

大阪の人々のエネルギーを結集するための装置としてローカルパーティー(地域政党)「大阪維新の会」(綱領別添)を結成する。中央集権的な既存政党は上意下達機関であり、地域住民の問題意識を吸収し、課題を設定し解決する装置としては不十分である。
「大阪再生マスタープラン」に示される現状認識を共有し、「大阪維新の会・綱領」に賛同する者が各議会で会派「大阪維新の会」を結成する。また、賛同する者の中から関連首長候補、関連議会議員候補を擁立し、
5年以内に新たな大都市制度の具体化に着手する。