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なぜ大阪維新の会は誤解されるのか

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昨日の私のツイート。

小泉氏に限った話ではありません。多くの国会議員が、大阪で演説をしたりツイッターで大阪のことをつぶやく度に全く的外れでトンチンカンなことを話す光景を見かけます。

私の記憶にある自民党の国会議員だけでも、石破茂氏、稲田朋美氏、片山さつき氏、二階俊博氏、松川るい氏、河野太郎氏、三原じゅん子氏。

共産党や立憲民主党に至ってはもはやツッコミすらしたくない内容です。

最近になってようやく(当たり前だけど)ある程度調べて報道するマスコミも増えてきたように感じますが、一方でコメンテーターなどは未だに感覚だけで意見を述べる人が少なくありません。

そこで今回は、なぜ大阪維新の会が誤解されやすいのかを考えてみたいと思います。

従来の政治と全く違うアプローチだから

基本的に、政治家は口だけだと私は思っています。ごくまれに維新以外の党や無所属で信念と行動が伴う政治家がいますが、そんな人に出会うと「おお、こんな人もいるんだ!」と嬉しくなります。

大阪維新の会は「大阪の再生」を旗印に9年前に誕生した地域政党です。そして常に行動が伴ってきました。

議員報酬を3割カットするといったら、やる

府議の定数を2割減らすと言ったら、すぐにやる

私立高校の授業料無償化も、幼児教育無償化も、天下り見直しも、民営化も、政務活動費のネット公開もやるといったことはやってきました

一方でこれまでの政党はどうだったでしょうか。

自民党も公明党も議員定数の大幅削減を国政選挙のマニフェストに掲げながら、党内ですらまとめきれずに減らさないどころか逆に増やす始末。地方創生も社会保障改革も有耶無耶になって進まないまま。

報酬カットも一時的にやるけどいつの間にかしれっと戻す。政治と金の問題があれだけ騒ぎになっても政治資金規正法を見直さない。道州制を長年掲げながら進めようとする雰囲気すら感じられない。

こんな政党や政治家ばかりだから、大阪維新の会ができたんです。

従来の政治に染まっている人は「選挙の前だけ良いことを言う、終わったら知らんぷり」が当たり前なので、維新の「言ったことはやる」を理解できないのでしょう。

東京からの視点しか持っていない

東京一極集中の弊害は、企業や人が東京に集まりすぎてしまうことだけではありません。情報の内容も東京中心になってしまいます。大阪選出の国会議員ですら、東京で仕事をすることが中心になると地元感覚を見失ってしまうようです。

大阪で何が起きてようが関係ない。いや、むしろ自分から獲りに行かない限りは大阪の情報が入ってくることは珍しいのではないでしょうか。マスコミも同様で、東京のキー局が「自分たちが中心」と考えていればわざわざ関西から詳しい情報を取り寄せることもしないでしょう。

そんな状況なので「大阪で何が問題になっていて、どうして改革が必要となったのか、どういう思いで政治を行っているのか」を全くと言っていいほど理解できていないと思われます。その結果、何の裏付けもない薄っぺらい演説やコメントが出来上がります。

思い込みが強すぎて調べようとしない

東京に集まる情報が全てだと思い込んで、それ以外の情報に価値が無いと考えてしまうと、調べることをしません。

大阪都構想について、「わからない」と最初から投げ出してしまう人が多いのもこの特徴です。今の時代、ネットで検索したり大阪維新の会のWEBサイトを見ればその内容はすぐに出てきます。それすらせずに、思い込みだけで薄っぺらいコメントを垂れ流す人の多いこと。

一般の方なら分からなくもないですが、国会議員や知識人と呼ばれる人がその状況では本当にがっかりします。

マスコミが維新についてよく話題にすることの一つに、「橋下氏の影響」があります。今回の大阪W選でもそうですが、何かにつけて「橋下氏の復帰」「演説など応援の有無」を気にします。

今回の大阪W選では私もまあまあ深いところで関わっていたのですが、17日間の選挙戦で日常会話でも会議の場でも橋下さんの名前が出たことは一度としてありませんでした。

もちろん、世間的な橋下さんの影響力は今も大きいのでもし応援してくれるとしたら嬉しく思うでしょう。一方で、4年前の住民投票から大阪維新の会の活動は橋下さん抜きでやってきて、以前にも増して成果を挙げています。橋下さん無しには維新は生まれていないのは事実ですが、今の大阪維新の会は既に橋下さん頼みではない、自立した政党になっています。

でもマスコミは今の大阪の情報を取り入れていないので「維新=橋下氏」という強い思い込みを捨てきれません。結果、「維新が躍進するには橋下氏の復帰や応援が欠かせない」という誤った前提に基づいて事実から遠く離れた現実味のない記事を書いてしまうのです。

維新や都構想に限った話ではないのですが、あるテーマについて意見を述べる時はその背景をよく理解しておく必要があります。当事者と同じ目線に立って考えてみないと、全く的外れなことを口にして恥をかくことになります。

特に社会的な影響力を持つ国会議員やマスコミ、大学教授などの皆さんにおかれましては、ご自身の思い込みではなく今の大阪の実情をよくお調べになって、大阪府民に馬鹿にされないような演説やコメントをしていただければと思います。

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